R.H.Blyth ブライス研究 

川田基生 (文学博士・ブライス研究家)

3 ブライス家の音楽生活  バッハ J.S.Bach

 

長女春海さんと 私 大磯ブライス邸にて

 

春海さんにバッハ100曲を聞いてもらい ブライス家に流れていた曲を調査

春海さんの回答

記述回答「ブライスパパは Aria Jesu Praise to Thee be given (楽譜下掲) を特に好んだ」

この資料を見た竹野一雄教授(キリスト教文学会重鎮 所属教会のオルガン奏者 主著「C.S.ルイスの贈り物」岩波書店 私の博士課程指導教授)は「ブライスさんがどんな人かわかった 低音弱め・・」と言ってみえました。どうわかったのか、もっと聞いてみたくなりましたが、逝去されております。

 

ブライス家 演奏用楽譜 板紙で裏打ちされ ていねいな手書き。製作者は 手の器用な女性 ともおもわれるが しもぶくれの B の特徴から見て・・・
山田秘書所蔵の上掲の手書き楽譜 B とは異なる。

ブライスの講義用プリント

 B 文字はしもぶくれ もし上掲メヌエット板紙裏打ち楽譜がブライス自身の執筆制作であれば 家族合奏へのパパ ブライスのうちこみようが伝わってくる。

 

ブライスのバッハへのうちこみ方は半端なものではない。お小遣いの大部分はバッハの楽譜とチョコレートの購入にあてられていた。