皇太子への御進講 再現の試み
テキスト EASY POEMS THE HOKUSEIDO PRESS
EASY POEMS を皇太子教育の教科書と教えてくださったのは荒井良雄教授である。私の博士号論文の学外審査員であった荒井教授は審査後 毎週お手紙をくださるようになり、たびたび雑談するようになった。ある日、私の持っていたEASY POEMS にびっくりされ 「それは皇太子への御進講のテキストだよ。ボクも持っていない。今度 (皇居に?)行くとき 貸してくれない?」初夏の阿佐ヶ谷の陽光だけ覚えています。
リズム、韻律重視。
「音読がじょうずにできない人は天国に行けません」大学では、ブライスは詩の講義でそう言ったとされていますが、皇太子に天国行を勧めたかは不明。
どんな詩が選ばれているのか?
R.L.Stevenson が多い。冒頭10篇のうち5篇がスチーブンソン。
詩の講義でのブライスの言葉に似た発想として、鈴木大拙全集第24巻の
「無垢の心なきものは天界に入るを得ず」スウェーデンボリの言葉。スウェーデンボリはポケットにヘブライ語の旧約聖書をいれて放浪、今は 天国の入口付近で待っていてくれる という話を誰かから聞きましたが本当でしょうか?